夕飯を作っているときに限って、かまってほしい娘
最近、夕飯どきになると決まって「ママ〜」「だっこ〜」と、娘がまとわりついてきます。
ママの足にしがみつく姿は、まるで小さな子ザルちゃん。
料理は進まないし、火や包丁を使っていると危ないし、ついイライラしてしまうことも。
そんなとき、ふとSNSで見かけた言葉に「ハッ」とさせられました。
「子どもは“ママが大好き!”だから、同じ目線に立ちたいし、マネをしてみたい」
あぁ、たしかに。
ママのしていることに入りたい。ママと同じ場所で、同じことをやってみたい。
だったら、いっそのこと一緒にやってみよう!
ちょうど1歳半を過ぎ、手先も少しずつ器用になってきた娘。
初めての台所育児、バナナ焼きドーナツ作りにチャレンジしました。
はじめてのバナナドーナツ作り

油で揚げない「焼きドーナツ」なら、オーブンにおまかせできるので安心。
つぶす・混ぜる・流すというシンプルな工程だけで作れるので、台所育児のはじめの一歩にぴったりでした。
🍌 材料(6個分)
※『1歳半~5歳まで みんな一緒が嬉しい パクパク幼児食レシピ』を参考にしています。
- ホットケーキミックス:150g
- バナナ:1本
- 卵:1個
- 牛乳:80mL
- サラダ油:小さじ2
🧰 道具
- 焼きドーナツ型(ダイソーのシリコン製)
- ジップロック Mサイズ(200mm×180mm)
- デジタルキッチンスケール
- ボウル、泡立て器、スプーン、マッシャー
- オーブン
- 子ども用踏み
娘がやってくれたこと

- ジップロックに入れたバナナをつぶす(手やマッシャーで)
- あらかじめ私が計量した材料を順にボウルへ投入
- 材料を「まぜまぜ~」と混ぜる
- 型にスプーンで流し込む(少しこぼしながらも!)
✋ 娘ができたことと、むずかしかったこと
台所育児の初回は、親にとっても「どこまでやらせるか」が手探り。
やってみてわかった、1歳7か月の娘の「できたこと」と「難しかったこと」をまとめました。
✅ できたこと
- バナナをつぶす(手でぺたぺた、マッシャーでぐにゅぐにゅ)
- シリコン型に流し込む(こぼしてもへっちゃら、何度も挑戦!)
🔺 難しかったこと
- 計量(数字の理解がまだなので補助が必要)
- 混ぜる(しゃばしゃば左右に振るだけで、だまができる)
💡 無理にやらせようとせず、「できそうなことを任せる」のがコツでした。
焼きあがったら、つまみ食いが止まらない!
オーブンからふんわり香るバナナとほんのり甘い香り。
娘は焼きあがる様子をオーブン越しに楽しそうに見つめて待機。
「できた〜♪」と満面の笑みで、焼きたてを前に「ちょうだい!」コールが止まりません。
熱々が苦手な娘なのに、この日はふーふー冷ます間も待てずに催促。
にこにこ笑顔で味見を始め、なんと2つも完食していました(笑)
そしてパパにも「どーじょ!」と得意げにおすそ分け。
“自分で作った”という自信が伝わってくるようでした。
一緒に作ったから、ただのドーナツじゃない
市販のおやつなら途中で飽きるのに、
「つぶした」「まぜた」「流した」「焼いた」このドーナツは、娘にとって特別だったようです。
「できた!」の積み重ねが、きっと記憶に残る“おいしい体験”になったんだと思います。
台所育児は、料理じゃなくて「関わり」の時間
正直、時間はかかるし、こぼすし、汚れます。
でも、それ以上に得られるものがありました。
- 忙しい夕方に、ゆったりした笑顔の時間ができた
- 食べムラのある娘も、作ったものは完食
- 「わたしもできた!」という満足感があふれていた
※ママ(パパ)は仏の心で見守ることを忘れずに…(笑)
また一緒に作ろうね
「おいしい!」という娘の言葉がうれしくて、
次はホットケーキにしようか、クッキーにしようか…と考えています。
ちょっとだけ野菜も混ぜてみようかな?なんて、ひそかに企み中です。
台所って、「やらせる場所」じゃなくて
「一緒に関われる場所」だったんだな、と改めて思えた1日でした。
おわりに
1歳7か月。
「まだ早いかな」と思っていたけれど、ちょうどおままごとブームだった娘には、むしろぴったりだったのかも。
正直、こぼすし汚れるし、つい口出ししたくなるけど…
「ちがう、こっちに入れるんだってば!」「あーもう、こぼさないでよ〜!」
そう思いながらも(時々言っちゃうけど…)、自分に言い聞かせています。
「せっかく一緒に立った台所。今日は仏の心で見守ろう。」
だって、子どもは「ママがだいすき!」なんだから。